樹脂3Dプリンタ「FORTUS 360mc-S」(FDM式)

3Dプリンタ「FORTUS 360mc-S」

FORTUS 360mc-S は、実部品の製造にも対応可能な新樹脂素材ABS-M30を採用し、強度は従来のSTRATASYS社ABS樹脂と比較し67%アップしました。 射出幅調整可能なドライバソフト「Insight」を標準装備し、 より高精度・高品位なモデルを造形することができます。 造形サイズは 355(W)×254(D)×254(H)mm、材料はカセット形式で供給します。またアルカリ水溶性サポート材料が使用可能で複雑な形状でも造形が可能です。
材料につきましては、汎用樹脂の[ABS-M30],高強度・高耐熱(約140℃)樹脂のポリカーボネート(PC)の2種類をご用意しております。

制作例(メーカーカタログより)

ABS樹脂 微細造形モデル ABS樹脂 電動のこぎり組付モデル PC樹脂 MRIハンディスキャナ

さかきテクノセンター制作事例

3Dプリント制作事例
[モンキーレンチ造形]

[造形データ]
ABS-M30 / 0.254mmピッチ
内部:ソリッド
造形時間:1時間8分
モデリング材料:19.65cm3
サポート材料:6.10cm3
試験料金:8,000円(町内企業料金)
材料費:1,867円
造形試験料:10,656円(税込)

製品の特長

対応樹脂はABS-M30,PC

汎用樹脂のABS-M30だけではなく高強度・高耐熱(約140℃)樹脂のポリカーボネート(PC)、からお選び頂けます。

選べる積層ピッチ

Zピッチは0.127、0.178、0.254、0.33mmから選択可能(材料により選べる積層ピッチは異なります。)

試作・冶工具・簡易型・最終製品製作

FORTUSシリーズは経時変化が少なく、高強度・高精度モデルを造形できますので試作のみならず冶工具・簡易型・小ロット最終製品の作成(DDM)まで可能です。金型や切削用データを必要としませんので、作りたい時にすぐ製作することが可能です。

材料供給はキャニスター方式

材料はスプール状の各樹脂。キャニスターに保管されているので、取扱い・保管が容易です。

高機能造形用データ作成ソフト「Insight」を標準装備

標準添付されている「Insight」ソフトウェアは、STLデータを入力すると自動で造形用スライスデータ(モデル部及びサポート部)を作成し、造形時間、材料使用量を同時計算します。

本体 FORTUS 360mc-S (STRATASYS社製)
造形方式 FDM(熱溶解積層法)
ワークサイズ W×D×H=355×254×254mm
造形材料 ABS-M30,PC(ポリカーボネート)
造形モデル物性値 ・荷重たわみ温度*
[ABS-M30]95.1〜100.3℃ [PC]138.1〜143.9℃
・比重
[ABS-M30]1.04 [PC]1.2
個人利用料金(税別) 2,800円/造形1時間,24時間を超える場合2,800円/5時間
※町内の方は1,700円/造形1時間,24時間を超える場合1,700円/5時間
委託利用料金(税別) 基本料金8,000円/造形1時間,追加1時間ごと2,800円,24時間を超える場合2,800円/5時間
※町内の方は5,000円/造形1時間 追加1時間ごと1,700円,24時間を超える場合1,700円/5時間
材料費 モデル造形時に必要となる材料代

*造形方向により異なります

造形物の内部構造設定について

ソリッド
(Solid-normal)
Solid 内部を密にする設定。丈夫なモデルを造形することができます。(推奨設定)
スパース
(Sparse)
Sparse ラスターパターンのエアギャップを粗くすることにより、早く造形することができます。
 (肉厚の薄いモデルの造形には使用しないでください)
スパース-ダブルデンス
(Sparse-double dense)
Sparse_dd 基本はSparseと同じですが、内部のラスターパターンの密度を倍にします。
 これによって強度が上がります。

利用のお申し込み

(1)個人利用
当センターが開催する取扱実技講習会を受講し、取扱方法をマスターした方が利用する場合に限ります。

■ 個人利用でのお申し込みはこちら *3Dプリンタ使用申込書 [機器使用申込の流れ]
*3Dプリンタ使用申込書

(2)委託利用
委託による造形試験につきましては、事前に三次元データをご提出いただき、作製する内容によって料金(概算)を算出いたします。
まずは利用料金のお見積をご依頼ください。

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